有のノンフィクション

ーくだらない日々の出来事ー

保護猫のおふくろの味は上唇

うにとてんちゃんは同じ境遇で我が家にやって来た。

2匹とも野良猫で、てんちゃんは以前私が働いていた会社 うにはたんの働いている会社の敷地内で生まれ育児放棄された子だった。

 

たんは哺乳瓶とミルクを持って会社に行き、毎日うにの面倒を見ていたが 休日に大雨が降るとの事で置いて帰るのが心配だから土日だけと我が家に連れて帰ってきた。

初めて見たうには、小さくて真っ黒で…まるで子ゴリラのように可愛かった。


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一度連れて帰ってしまったので、当然元の場所に戻すことができず 結局我が家で受け入れる事にした子ゴリラ。

まだまだ赤ちゃんのうには、お母さんのおっぱいが恋しくて 私の上唇のとんがった部分を乳首と勘違いし 毎日毎日一生懸命吸っていた。

その姿があまりにも愛おしくて…なんかもー本気出したら上唇から母乳出るんじゃないかと思ったぐらい。

その頃の私は、たんに「顔面おっぱい」と呼ばれていた。

 

上唇のおかげでうにもすくすくと育ち、ありとあらゆる悪さを覚え 触るもの皆傷つけながらも無事真っ黒子ゴリラから きゅるるんオメメの漆黒チャーミングに成長した。


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けど、寝起きはちょっとブス。


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寝相と寝顔もなかなかパンチが効いてる。


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私に似たのかしら。

 

気づくと四角になるうには、もし「この世に存在する可愛い四角選手権」があったら きっと30位以内に入れるんじゃないかと私は思う。


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いつまでも 元気に長生きするんだよ。